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【OBOG対談企画 二人目】

【氏名】松浦 和範 (マツウラ カズノリ)さん

【所属】みずほフィナンシャルグループ 

    経済学部経済学科 2016年3月卒業 

【お仕事編】

Q:入社した理由はなんですか?
A:「大学時代のゼミ活動きっかけで金融業界に興味を持ちました。私は経済学部で京都の職人文化について研究するゼミに所属しており(西村卓ゼミ)、実際に京都の職人さんを訪ねてお話を聞き日本の技術や文化の素晴らしさを実感しました。しかし、学んでいくうちに職人の方々はこれらの魅力をどのように発信していくかであったり、後継者不足などの様々な経営に関する悩みを抱えていることに気づかされました。当時学生であった私はこうした悩みに対して力になることはできなかったですが、その後迎えた就職活動においては、日本企業の技術力を残していきたい、さらなる発展に貢献したいという想いを軸に業界研究を進めていきました。皆さんにとって銀行は、支店の窓口やATMでお金を振り込んだり、引き出したりというイメージが強いかもしれません。しかし実はそれだけではなく、法人のお客さまに対して財務戦略や事業戦略などについての様々な提案を行っています。ドラマ「半沢直樹」の中でもそうした場面が描かれていましたね。また、銀行は全てのお客さまにとって必要不可欠なお金を扱っている為、あらゆる産業に対して貢献することができます。こうした環境であれば、自分の想いを実現できると感じ銀行を志望するようになりました。そんな中でみずほFGを選ぶ決め手になったことは、当社のグループ力です。みずほは銀行だけでなくみずほ証券やみずほ信託銀行など、いくつもの会社がグループ一体となって経営をしています。言い換えると、それだけネットワークやお客さまに提案できる幅が広いこと、そして、私の今後のキャリア形成においてもそれだけの選択肢があり、最も自分の可能性を広げられるフィールドであると考えたからです。」

Q:これまでの業務内容についてお教えください。
A:「入社して最初の配属はみずほ銀行の天満橋支店でした。初めの半年間研修を行った後に、3040社ほど法人のお客さまを担当させていただきました。それと併せて新規開拓も行っていました。新規開拓では100社以上にアプローチをしてきましたが、お断りされるケースがほとんどでした。どうすれば、お客さまにみずほFGと取引したいと思っていただけるのか、自分の中で試行錯誤を繰り返していましたね。例えば、みずほFGの顧客基盤を活かして、お客さまにとっての新たな販売先を紹介したり、みずほFGの情報力を活かしてお客さまに関係する業界レポートを提供したりなど。そのようなことを通して、お客さまとのリレーションを構築していった結果、ある大口のお客さまとの融資取引開始に至った経験は私にとってかなり自信になりました。そして3年目の10月にグローバルキャリア戦略部大阪人事室に異動となり、新卒採用に携わりました。正直、人事部は希望していたわけではなかったので、発令を受けた時は驚きました(笑)しかし、実際に人事の仕事にチャレンジしてみたことで、みずほFGのことをより深く知ることができましたし、改めてみずほFGの日本における重要性や存在意義を再確認できた期間でもありました。今振返ると、今後の自分のキャリアにとって非常に貴重な経験が積めたと感じています。そして現在は希望していた営業職として、丸の内中央第三部で法人のお客さま(特に船舶)向けに仕事を行っています。」

Q:一日のスケジュールはどのような感じですか?
A:8:00頃 出社8:40 始業

午前中 アナリストレポートや業界紙に目を通し、市場動向、お客さまが属する業界の最新トピックスをインプットし、午後の面談に備える

12:30 お昼ご飯(東京本社は食堂が綺麗でごはんもおいしいです)

午後 お客さまのもとへ訪問し、事業戦略に関する提案ならびにディスカッション

帰社後、お客さまへの提案書作成、他部署やグループ会社との打ち合わせなど

18:00~19:00 頃 退社

 「最近はランニングをしたり、カフェで英語の勉強をしたりと充実しています。現在の部署では毎日英語の書類を扱う為、英語力向上に努めています!」

Q:仕事をする上で大切にしていることは何ですか?
A:「お客さまの立場になって考えることを意識しています。法人のお客さまに対してであれば、私たちの仕事はお客さまの経営に深く関わる業務なので、将来の経営ビジョンを一緒になって共有することが大事です。責任も大きく決して簡単ではないですが、その分やりがいも大きいと感じています。また、みずほの1番大事な価値観として「お客さま第一の徹底」という言葉があります。入社して驚いたことの一つは、この「お客さま第一の徹底」を先輩社員の方々が本当に実践しようと日々業務に励んでいることでした。一方で、私たちは一民間企業として、多くのステークホルダーを抱えているわけなので、お客さまの単なる御用聞きでいるばかりではなく、みずほFGとして利益もしっかり上げていかないといけません。なので、みずほFGならお金を払ってでもお付き合いをしたいとお客さまに思っていただけるようなサービスを提供し、お客さまとみずほFG、そして社会にとっての「三方良し」を実現できるように日々業務に励んでいます。

Q:仕事によって自身がどのように成長したと感じますか?
A:「あらゆる視点から物事を考える力が身に付きました。昨今はグローバル化やデジタル化、少子高齢化など私たちを取り巻く環境は大きく変化しています。コロナウイルスもその1つです。それに伴ってお客さまの悩みやニーズも今まで以上に多様化してきており、金融機関に対する役割期待も高まってきています。そんな中で、資金面だけでなく、お客さまの経営に関する様々な側面から仮説を立てながらアプローチする中で、あらゆる視点から物事を考える力が成長したと思っています。」

Q:今後どのようなキャリアを歩みたいですか?
A:就職活動の時期に抱いていた日本企業の技術力を残していきたい、さらなる発展に貢献したいという想いは入社5年目になった現在も変わっていません。みずほFGでは、営業職の社員をRM(リレーションシップマネジメント)と呼び、今後も法人RMとしてお客さまの成長に貢献したいと考えています。一方で、みずほFGにはRM以外にも、多くの業務があります。企画部門や、プロダクトと呼ばれる専門部署、またみずほFGであればみずほ証券やみずほ信託銀行へのキャリアも広がっているので、これらの部署を希望して専門性を身につけるのもいいかもしれません。これからも金融のプロフェッショナルとして、私の想いを実現できるようにキャリアを歩んでいきたいと考えています。」

【学生時代編】

Q:学生時代に頑張ったことは何ですか?
A:
「学生時代に頑張ったことはゼミとサークルの活動です。特にサークル活動はサッカーサークルに所属し代表を務めました。高校時代までは組織を引っ張るタイプではなかったのですが、そんな自分を変えようとチャレンジした結果、学内リーグや大会では結果を残すことができましたし、サークル活動を通して周りを巻き込み行動した経験は今の仕事でも活きていると感じています。」
Q:学生時代にやっておけばよかったことは何ですか?
A:「本当に後悔はありません!強いて言うならば、留学などサッカーやゼミ活動以外のことにもっとたくさん挑戦してみたかったですね。」
Q:学生時代のこれだけは誇れるポイントは何ですか?
A:「新しいことにたくさん挑戦したことです。サッカーサークルで代表を務めたこともその一つですし、大学では幼稚園から続けてきたサッカー以外の環境にも飛びこみました。例えば、友人に誘われて学生団体が主催する環境をテーマにしたファッションショーに参加してみたり、ヨーロッパや東南アジア旅など。これらの経験で出会った人たちとの交流を通じて、様々な価値観に触れられたことが私にとっては非常に刺激的でした。」
Q:最後に同志社大学の学生に一言お願いします。
A:今年はコロナウイルスによって、想像していたような大学生活を過ごせていない方、不安を抱えている方も多くいらっしゃるかもしれません。ただ、こうして限られた環境だからこそできることもたくさんあると思いますし、是非、新しい自分を見つけるチャンスだと捉えてほしいです。苦しい時に苦労をして乗り越えた経験はきっと将来の皆さんにとってプラスになりますので、成功体験や失敗体験をたくさん経験できるよう、是非主体性を持って、輝かしい学生生活を謳歌してほしいです
 

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